私には
貴女の心を潤し豊かにさせるための
術がありません
心には沢山のメロディが流れているのに
このメロディを奏でる事ができないのです
この旋律を奏でられたならば
この響きを届けられたならば
だから
その代わりに貴女に
短い詩を綴ります
やがてアポロンの持つ竪琴が
木々のさざめきや
川のせせらぎや
小鳥のさえずりで
玲瓏たる旋律を奏で
私のメロディを
貴女の心へと届けてくれることでしょう
私の詩は
私の言葉は
その時
夜空に煌めく星となり
流星の如く
貴女の心に降り注ぐと信じて
いつの日か…
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